NPO法人日本ホームスクール支援協会理事、教育事業「みらいの学校」代表の北本の個人ブログ

教育について書くブログ

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あの子はホームスクール?不登校とホームスクールの違いとこれからのホームスクール支援

ホームスクールという学びの選択と決定

 

学校に通わず家で学ぶホームスクール。

 

我が家も、3人の子どものうち下の2人がホームスクールです。
そして私はNPO法人日本ホームスクール支援協会の理事に今夏就任しました。

 

ホームスクールについては、たくさん思うことがあり、多くのホームスクール家庭と意見を交わしたいこともたくさんあります。

 

それだけまだまだ日本のホームスクールは発展途上で、たくさんの可能性が秘めらていると思います。

 

 

 

先日こんな質問を受けました。

 

不登校で家にいる子はみんなホームスクールなんですか?

 

というご質問。

 

 

平成27年度の小中学校の長期欠席者は19万4,933人。
このうち、不登校者数は12万6,009人。

小中学生の不登校の割合が過去最多、中学生は35人に1人 | リセマム

 

 

学校に通わずに家で学ぶスタイルがホームスクールと呼ばれていますが、ただ、不登校になっているこの12万6,009人が全てホームスクールかというと、それは違います。

 

適応指導教室フリースクールに通っている子もいますからね。

適応指導教室に通っている子やフリースクールに通っている子の中にはその日数を学校の出席扱いとする措置が講じられているので、この不登校者数に入っているかどうかは私はわかないのですが)

 

 

ホームスクールのスタイルも様々なので「定義」という定義は無いかと思います。
ネットで見ることが出来るホームスクーラーの日々の活動を追うだけでも、ホームスクールって本当に様々だなと感じます。

 

 

なのでホームスクールをしている人によって意見は少し違うかもしれませんが、

 

 

先ほどの質問について、

 

現状は

 

"学校に通うことが基本"という考えをなくして「我が家はホームスクールです」と宣言し、数年後も家庭学習をしている見通しのある家庭の学びの選択肢 がホームスクールだというのが大体の認識なのかなと思います。

 

 

現状は、です。

私の意見もあるので後述します。

 

 

 

 

 

例えば、A君は学校に通うことに不安を感じ、ある日突然不登校になりました。
でも本当は通いたい。親も学校に行ってほしいと思っている。
でも勉強や友人関係の不安がぬぐえず足が向かない。
家では一応教科書を開いて勉強をしている。



そんなA君は、ホームスクールなのか?という問題。

 

・学校に行かず家にいる。

・家で勉強をしている。

 

これでもホームスクールだと思えばホームスクールなんですけど、学校には通うものという概念や、いつか不登校を脱したいという意識があるご家庭はホームスクールではないのではないかと今は感じています。

 

ホームスクールではなく、自宅学習、かな?

 

いまの日本で、彼のような子どもをサポートするのは当協会(日本ホームスクール支援協会)ではなく、適応指導教室フリースクールなのでしょうね。

 

(個人的には適応指導教室って名前すごく嫌いだけど)

 

 

世間体として、また社会全般では学校に通うことが当たり前なんだという建前から意識が抜けきらない場合、ホームスクールを選択することは不安や後ろめたさを抱えて学ぶことになるのかなと。
※小学生が後々の進路として高校進学や大学進学を目指すことも視野に入れたホームスクールは例外です。

 

 

もう一度、書きますが、現状のホームスクールは、

学校に通うことが基本という考えを排除して「我が家はホームスクールです」と宣言し数年後も家庭学習であるという見通しのある学習をしている家庭の学びの選択肢なんです。

 

だから、期間限定の不登校児はホームスクーラーに当てはまらないのが現状なのかなと。

 

 

ただ、

 

私は、

先に挙げたA君もホームスクーラーとして、私たちが支援できる体制も作りたいなと思っています。(協会の意思ではなく私個人の気持ちです)

 

 

だって家でひとりで学校の教科書を勉強してたって、
つまらないじゃないですか。

 

学校への不安を抱えながら、
行かなくちゃという思考で苦しんでも、
辛い日々を送るだけじゃないですか。

 

 

 

もし学校に足が向かなくなったら、

 

1か月だけでも、ホームスクールに留学してみませんか?

 

 

ダメかな?笑

 

学校に行かせたい親には怒られちゃうかな?

 

 

 

でも、ホームスクールします!って宣言して1か月だけ自由な学びを得て、

 

 

それから学校に戻ったら、

 

 

きっと、


教科書に書かれているもの、
先生の話、
友達の話、
教室で目にするもの、聞くもの、

 

学校で体験する全てが違うものに写ると思います。

 

 

全く違う視点で、
より大きな視野で、

 

学べると思う。

 

それは、ただ机に向かいに行くだけの登校ではなく、

 

 

世界を学びに行く登校に変わるんじゃないかな。

 

 

 

不登校の子の問題は根深く様々な背景があることも知っているので全ての子には当てはまらないということもわかっているのですが、

 

 

でも、

 

今後は、

 

 

学校に通うことが前提の不登校児も、ホームスクーラーとして、様々な学びの情報を提供できるような支援が出来たら良いなと考えているんです。

 

 

 

kitatakako.hateblo.jp