NPO法人日本ホームスクール支援協会理事、教育事業「みらいの学校」代表の北本の個人ブログ

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中学生のLINE利用、禁止にすべきか制限すべきか

中3の長女が初めてLINEを利用しだしたのは小6の時。

 

クラスでもLINEをしている子はかなり少なかったけど、それでも利用している子は一定数いました。

 

中1になって周囲の利用者が増え、あっという間にLINE中毒に。

 

LINEを使うようになってから、小学校の時は友達との交流がなく、家で絵ばかり描いていた娘があっという間に友達と仲良くなっていったんです。

 

嬉しい反面、心配や不安も大きかった。

 

 

ただ、何度も話し合いを重ねて、また親子でもLINEでやりとりをしていく中で、大人が使っているLINEと、中高生が使っているLINEは同じものだけど違うものなんだと思うようになったんです。


中学生の長女のLINEの使い方を見てると「いまは便利な使い方があるんだねぇ」って、同じもの使ってるのに時代に取り残されてるお婆ちゃんになった感じもする。

 

もう10代の柔軟な順応性(というか応用力?)に大人のリテラシーってついていけないんだろうなって思うわけです。

 

そんな状態で大人が中高生のLINEを禁止にしたリ、制限したりすることの不毛さ。

 

そして「LINEは危険」みたいな発言に出会うと「何が誰にとって危険なんだろうか?」と考え込んでしまう。


大人が考えるその危険と、実際のトラブルって、
きっと問題の根源がズレてる。

 

長女が中学生になったばかりの頃、他の保護者に「LINEやらせてるの?危なくない?」と言われて「何が危ないんですかね?」って聞くと「何かホラ、事件とかあるじゃん?」みたいな返答が返ってきたことがあります。


使わせてない理由がソレなんだとしたら、

どんなことでもトラブルに巻き込まれる危険性は高いんだろうなと思う。

 

「危険っぽい」

「怖いっぽい」

「止めといた方がいいっぽい」

そんな感じで禁止する前に、その危険性を(親からの一方的ではなく)親子で話し合い共有してほしい。

 

 

親が禁止することは簡単。
親が子どものレールを引くことも簡単。
転ばぬ先の杖になれば子どもはきっと転ばない。
親の独裁が効くうちは。

 


親が死んだら、親に決めてもらっていた子達はどう判断していくんだろうか。
規制されて育った子達は、何を判断材料にして生きていくんだろうか。
自分が明日死ぬとしたら、という前提で育児してる親ってどれくらいいるんだろうか。

 

まだ親がサポート出来る小さいうちから「自分で考えて自分で決める」ことを促す教育って本当に大切だなとすごく感じます。

中高生になって反抗期に差し掛かった時、親の言うことをきかなくなった子ども達が、親の目の届かない場所で判断を誤らない為に。

 

たくさん視野を広げて、世界を見て、自分の生活を充実させることが

 

何よりも危険から逃れる手立てだと思うし、

危険を目の当たりにしても必ず乗り越える力になる。

 

私は、娘がLINEを使うようになって良かったなと思うことがたくさんあります。

 

制限をかけたり、禁止したり、そういうことをする必要があるのは、普段からの親と子の関わり方次第なのではないかと思うのです。