NPO法人日本ホームスクール支援協会理事、教育事業「みらいの学校」代表の北本の個人ブログ

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これからの学校とホームスクールの関係|ホームスクール

これからの学校はホームスクールと手を組んでいきませんか?の提案

学校との関係性について、よく質問されますが、親としてそのポジショニングはとても難しいんですよね。

我が家の末娘(6)に関しては、場面緘黙症という症状があり、あまりにも今の学校システムに合わないと判断したことがきっかけでホームスクールを選択したわけですが、


①場面緘黙症のインクルーシブ事例
②場面緘黙児のホームスクールの選択


この2点の事例が少なすぎる状況の中だからこそ、学校とホームスクーラーを完全に遮断せずに、むしろ積極的に交流しながらお互いの良い部分を吸収し合う6年間を過ごしたいなと思うわけです。


後に続く子達に良い事例を残してあげたいと思っています。

 

だからこそ学校を行くか行かないかの2択ではなく、もっと積極的に交流が出来たらいいと思っていますが、現状「交流」の形はとても難しいなと感じています。


我が家は「学校に行く日」をその日その日の学び場の選択肢として捉えているのに対し、学校側は子供が日常的に登校できるようになるためのステップアップのように捉えているからです。


その基本的な考え方のズレは、思っていたよりも子どもの学び方に大きな影響があると実感しています。学校に行くことでホームスクール・・というか自分が学びたいことを自由に学ぶことへの後ろめたさが少なからず生まれてしまうからです。

 

 

 

学校とホームスクールの生徒が積極的に付き合うことで得られる利点はたくさんあります。


いくつか挙げていきます。


①学校という学び場を知る

子どもはホームスクールを基準としながらも、学校という場を知ることが出来ます。

ホームスクールという学びを選択したら、学校は来てはいけません。入ってはいけません。という場ではなく、それこそ地域の図書館のように誰でもいつでも来ていいよと開放してくれていたら子どもは学校と言う学び場で様々な体験ができます。


体育館の空いている時間を開放してくれたら・・

図書室の空いている時間を開放してくれたら・・

お友達と一緒に朝顔の水やりが出来たら・・

 

ホームスクールの子ども達だけでなく、学校に通う子供たちの学びの視野は広がり、多くのことをお互い吸収し合うことが出来ます。

 

実際に我が家は、そのような形で、学校はいつでも来てくださいと言ってくださっているし、図書室で本を読んだりしたこともあるし、朝顔に水をあげに行ったりしている。
うちの場合は娘がどうしてもお友達と会うことを避けるため、こそこそ行っていますが。。

 

②場面緘黙症の児童への校内での対策を試行錯誤できる

公開されているインクル事例でもまだまだ少ない場面緘黙症の児童への対策。
うちの地域の小学校には前例がゼロでした。

だからこそ、毎日登校してくる児童の対策を試行錯誤しながら練ることはとても大変だと思います。

 

でも我が家のようにホームスクールという学びを選択した場面緘黙症の子は学校に来るのは月に数回なので、その数回を見計らって毎日では大変なことも対策を練って事例を作ることで、次にもし場面緘黙症の子が入学したときにその子の為になる対応をとる準備が出来るのではないかと思います。

 

③児童の家庭学習についての見直しができる

学校も、もちろん文科省も、家庭学習を今後更に進める方針となっていますが、だからこそホームスクールの家庭がどのような学び方をしているか知ることはとても重要です。

ホームスクールの家庭と積極的に学習内容をシェアしていくことで、家庭学習(宿題)をただ受動的にやらせるのではなく、楽しく促すことへの重要性を見直せると思います。

 


このように、学校とホームスクーラーが本当に効果的な関係性が築けたら、この国のホームスクールは疎んじられることなく良い方向に進むのではないかと思うのです。

 

学校側にかなりの理解をしていただいている我が家も、まだまだこれから学校と対話を重ねていかなければならないのだけど、例えどんなに学校がホームスクールというものを嫌っても、ホームスクールを選ぶ家庭はこれから当たり前のようにどんどん増えていくかと思うんですよね。

 

世界に目を向ければこの20年で劇的にホームスクーラーの数は増えている。
300万世帯とも言われています。


ちょっと昔までは不登校児の受け皿でしかなかったホームスクールが、積極的に選択される学び場になっていくのはもうそんな先の話ではない。

学校に適応できる子だって、わざわざホームスクールを選択するようになる時代になるでしょう。


間違いなくこれから10年で日本でもホームスクールは劇的に増えると思います。


その時に、今のような事例の数や、学校とのネガティヴな関係性ばかりだったら悲しいじゃないですか。


特に、我が家のホームスクールについては、積極的不登校になった子ども達や、場面緘黙症の子ども達の明るい教育事例になればと心から思っているのです。